ひのけいぞう【日野啓三】
[1929〜2002]小説家・評論家。読売新聞の記者を経て文筆活動に入る。韓国人女性との結婚をめぐる経緯を描いた「あの夕陽」で芥川賞受賞。他に「抱擁」「砂丘が動くように」「台風の眼」「光」など。日本芸術院会員。
ひのすけとも【日野資朝】
[1290〜1332]鎌倉末期の公卿。後醍醐天皇に登用され、日野俊基らと討幕計画を進めたが、六波羅探題に探知されて、佐渡に配流(正中の変)。のち、佐渡で斬られた。
ひのそうじょう【日野草城】
[1901〜1956]俳人。東京の生まれ。本名、克修 (よしのぶ) 。新興俳句運動の中心として無季を主張、連作を実践した。句集「花氷」「青芝」など。
ひのとしもと【日野俊基】
[?〜1332]鎌倉末期の公卿。後醍醐天皇に登用され、日野資朝らと討幕計画に参加したが、六波羅探題に探知されて、捕らえられた(正中の変)。のち、許されたが、元弘の変で再び捕らえられて鎌倉で斬られた。
ひのとみこ【日野富子】
[1440〜1496]室町幕府8代将軍足利義政の妻。実子義尚 (よしひさ) の将軍就任を企て義政の弟義視 (よしみ) と対立し、応仁の乱の端緒をつくった。京都諸口の関所の設置、そのほか幕政に深く関与した。