ほんだいしろう【本多猪四郎】
[1911〜1993]映画監督。山形の生まれ。特殊撮影監督である円谷英二 (つぶらやえいじ) とのコンビで多くの怪獣映画を手がけ、ブームを巻き起こした。代表作「ゴジラ」「空の大怪獣ラドン」「モスラ」「マタンゴ」など。
ほんだこうたろう【本多光太郎】
[1870〜1954]物理学者・冶金 (やきん) 学者。愛知の生まれ。東北大教授・同大学総長。金属材料を研究し、KS鋼・新KS鋼を発明。文化勲章受章。
ほんだしげつぐ【本多重次】
[1529〜1596]安土桃山時代の武将。徳川家康の家臣。通称、作左衛門。勇猛で知られ、鬼作左 (おにさくざ) と称された。陣中から妻に送った「一筆啓上、火の用心、おせん泣かすな、馬肥やせ」の手紙は、簡潔な文面で有名。
ほんだしゅうご【本多秋五】
[1908〜2001]文芸評論家。愛知の生まれ。雑誌「近代文学」創刊に参加。創刊号巻頭で「芸術・歴史・人間」を発表。他に「転向文学論」「物語戦後文学史」「古い記憶の井戸」「志賀直哉」など。
ほんだせいろく【本多静六】
[1866〜1952]林学者。埼玉の生まれ。東大教授。日本最初の林学博士。国立公園設立に尽力した。著「本多造林学」。
ほんだただかつ【本多忠勝】
[1548〜1610]江戸初期の大名。伊勢の桑名城主。三河の人。通称、平八郎。徳川家康に仕え、武勇をもって知られた。徳川四天王の一人。
ほんだとしあき【本多利明】
[1743〜1821]江戸後期の経世家。越後の人。通称、三郎右衛門。江戸に出て、数学・天文学・蘭学などを学び、諸国を歴訪して見聞を広め、重商主義的立場から貿易振興による富国策を説いた。著「経世秘策」「西域物語」など。
ほんだふう【本多風】
「本多髷 (ほんだまげ) 1」に同じ。
ほんだまげ【本多髷】
1 《本多忠勝の髪形から広まったという》江戸時代、明和・安永(1764〜1781)のころに流行した男子の髪形。中ぞりを大きく、髷を高くし、7分を前、3分を後ろにしてしばったもの。ほんだわげ。 2 女性の髪形で、髷尻を高くしたもの。遊女などが結った。
ほんだまさずみ【本多正純】
[1565〜1637]江戸初期の大名。宇都宮城主。三河の人。正信の長男。通称、弥八郎。父とともに徳川家康に信任され、幕府創業に活躍。家康の死後、将軍秀忠の怒りを受け、出羽に流された。