やなぎかご【柳籠】
生の柳の枝で編んだ籠に石を入れたもの。河川の護岸工事などに用いる。
やなぎがさね【柳襲】
「柳2」に同じ。
やなぎごうり【柳行李】
コリヤナギの枝の皮を除いて乾かしたものを、麻糸で編んで作った行李。やなぎごり。
やなぎごし【柳腰】
《「柳腰 (りゅうよう) 」を訓読みにした語》細くしなやかな腰つき。また、細腰の美人。
やなぎさび【柳皺】
近世に流行した烏帽子 (えぼし) の皺 (さび) 。柳の葉のように横に細長いしわを寄せたもの。また、その烏帽子。
やなぎしぼり【柳絞(り)】
柳の葉のような柄を染め出した絞り染め。滝絞り。
やなぎたで【柳蓼】
タデ科の一年草。水辺に生え、高さ40〜60センチ。柳に似て細長い葉を互生し、鞘 (さや) 状の托葉 (たくよう) をもつ。夏から秋、白い小花をまばらな穂状につける。葉に辛味があり、香辛料とする。ほんたで。またで。《季 夏》
やなぎだる【柳樽】
柄樽 (えだる) の一種で、長い2本の柄のある、祝儀用の酒樽。朱漆で塗り、定紋をつけたものもある。→柄樽 →角樽 (つのだる) [補説]「家内喜多留」とも当てて書く。
やなぎとうば【柳塔婆】
柳の木や枝を塔婆として立てるもの。三十三回忌など最終年忌に立てる。
やなぎのいと【柳の糸】
細くてしなやかな柳の枝を糸に見立てていう語。《季 春》