こうしいわい【格子祝ひ】
近世、大坂の遊里で、客のつかない遊女たちが、客がつくまじないとして近辺を散歩すること。「あんまり余所が賑 (にぎ) やかさに、—に出ました」〈浄・重井筒〉
こうしぐわ【格子鍬】
土を掘り起こす部分に透かし穴のある鍬。粘土などを耕すのに使用。
こうしけっかん【格子欠陥】
結晶格子内における配列の乱れ。格子点が一部欠けていたり、格子間の隙間に不純物原子が入り込んだりしたもの。
こうしこ【格子子】
格子を組み立てる縦横の部材。
こうしじま【格子縞】
格子状に縦横の線を表した模様。また、その織物。チェック。
こうしじょうノイズ【格子状ノイズ】
⇒ブロックノイズ
こうしじょろう【格子女郎】
江戸時代、遊女の階級の一。吉原では、大夫 (たゆう) の次、局 (つぼね) の上の位。また、その位の遊女。遊女屋の表通りに面した格子の中に控えていた。格子。
こうししんどう【格子振動】
結晶格子の格子点を中心とした原子・イオン・原子団などの微小な振動。
こうしづくり【格子造(り)】
家の表に格子を設けること。また、そのつくりの家。
こうしていすう【格子定数】
1 結晶格子の大きさと形を決める定数。格子の三つの稜の長さと、それらがつくる三つの角をいう。 2 回折格子において、隣り合う二つのスリットの中心から中心までの距離。