しゅろがさ【棕櫚笠】
さらした棕櫚の葉3、4枚を合わせて作る薩摩 (さつま) 産のかぶり笠。元禄(1688〜1704)のころに流行。一説に、檳榔 (びろう) の葉で作るともいう。
しゅろげ【棕櫚毛】
棕櫚の葉柄が幹についている部分の、茶色の繊維。
しゅろそう【棕櫚草】
シュロソウ科の多年草。山地の林下に生え、高さ約60センチ。葉は細長い。下部には古い葉が棕櫚の毛のように残る。夏、黒紫色の花を多数つける。根茎は有毒。
しゅろちく【棕櫚竹】
ヤシ科の常緑低木。高さ約3メートルに達する。幹の先に葉が7、8枚つき、葉は手のひら状。雌雄異株。夏、葉の付け根に黄色の小花を多数つける。南中国の原産で、江戸時代に渡来し、観賞用に栽培される。
しゅろなわ【棕櫚縄】
棕櫚の毛をより合わせて作る縄。
しゅろぼうき【棕櫚箒】
棕櫚の毛を束ねて作ったほうき。