模糊/糢糊(もこ)
の例文・使い方・用例・文例(22)
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・・・ 模糊とした私の蓮花図のむこうに、雨戸は今日も白々としまった一つの家がある。〔一九二七年九月〕
宮本百合子
「蓮花図」
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・・・そこで世間で我虚名を伝うると与に、門外の見は作と評との別をさえ模糊たらしめて、他は小説家だということになった。何故に予は小説家であるか。予が書いたものの中に小説というようなものは、僅に四つ程あって、それが皆極の短篇で、三四枚のものから二十枚・・・
森鴎外
「鴎外漁史とは誰ぞ」
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