いけのぼうせんおう【池坊専応】
[1482〜1543]戦国時代の僧・華道家。それまでの立花の方法を整理し、生け花を初めて理論的に大成した。著「専応口伝」「君台観左右帳記」。
いけのぼうせんけい【池坊専慶】
室町中期の京都頂法寺の執行 (しゅぎょう) 。池坊流の開祖とされる。生没年未詳。寛正3年(1462)の立花の記録「碧山日録」がある。
いけのぼうせんこう【池坊専好】
(初世)[1540ころ〜1620ころ]立花の名手。信長、秀吉の後援を得て池坊流を発展させた。 (2世)[1575〜1658]立花の名人。法橋 (ほっきょう) に叙任。後水尾 (ごみずのお) 院の親任を得て、宮廷で立花を指導した。多数の立花図を残した。
いけのぼうりゅう【池坊流】
華道の流派の一。室町中期、専慶の立花に始まり、専応 (せんおう) ・専栄 (せんえい) を経て、桃山期から江戸前期にかけて初世および2世専好により大成された。諸流派中、最も古い伝統をもち、現在もなお最大の流派。「池坊」の名は、京都三条頂法寺(六角堂)にある坊の名による。