澆季(ぎょうき)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・暁しがたきは澆季の世である。このまま邪宗とまじわり、弘教せんより、しばらく山林にのがれるにはしかないと、ついに甲斐国身延山に去ったのである。 これは日蓮の生涯を高く、美しくする行持であった。実に日蓮が闘争的、熱狂的で、あるときは傲慢にし・・・
倉田百三
「学生と先哲」
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・・・いかにこの嘘が便宜であるかは、何年となく嘘をつき習った、末世澆季の今日では、私もこの嘘を真実と思い、あなた方もこの嘘を真実と思って、誰も怪しむものもなく、疑うものもなく、公々然憚るところなく、仮定を実在と認識して嬉しがっているのでも分ります・・・
夏目漱石
「文芸の哲学的基礎」
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