せいたいかんいしょく【生体肝移植】
肝移植の方法の一つ。健康な人の肝臓の一部を切り取り、末期の肝不全患者に移植する。肝臓は再生能力が高く、健康な人の場合、肝臓の65パーセントを切除しても、約1年後にはほぼ同等の大きさまで再生するとされる。日本では家族間での生体肝移植が主流となっているが、欧米で脳死肝移植が一般的。生体部分肝移植。
せいたいこうぶんし【生体高分子】
天然に存在し、生命活動をつかさどる高分子。たんぱく質、多糖類、核酸など。
せいたいせんしょく【生体染色】
生きている状態の細胞や組織を染色すること。その構造や状態などを観察するために行う。
せいたいそしきしんだん【生体組織診断】
「生検」に同じ。
せいたいでんき【生体電気】
⇒生物電気
せいたいにんしょう【生体認証】
身体的特徴により本人確認をする技術。指紋認証・声紋認証・虹彩認証・静脈認証などがある。バイオメトリックス認証。バイオ認証。生物学的認証。
せいたいはんのう【生体反応】
1 生きている細胞でだけ起こる呈色反応、または、沈殿反応。酵素の活性によって調べる。 2 ⇒生活反応
せいたいまく【生体膜】
原形質を包んでいる膜構造の総称。細胞膜・核膜・ミトコンドリア膜・小胞体膜・液胞膜など。
せいたいべん【生体弁】
心臓弁膜症の弁置換術で用いられる人工弁の一。ブタの大動脈弁やウシの心膜などが使われる。耐久性は機械弁よりも劣るが、血栓ができにくいため、抗凝血薬を服用し続ける必要はない。
せいたいいしょく【生体移植】
臓器の移植を必要としている人に、生きている人の臓器の一部または全部を移植すること。腎臓・肝臓に多い。→死体移植