はこねそう【箱根草】
ハコネシダの別名。
はこねだけ【箱根竹】
アズマネザサの一品種。高さ2〜4メートル。節間は長く、節ごとに枝を密生。春、緑紫色の穂をつける。地下茎がパイプなど細工物に利用され、箱根周辺に特に多い。
はこねとうげ【箱根峠】
神奈川県箱根町と静岡県三島市・函南 (かんなみ) 町の境にある峠。標高849メートル。旧東海道の要地。
はこねのせき【箱根の関】
江戸時代、箱根山中の芦ノ湖畔に置かれた東海道の関所。入り鉄砲・出女 (でおんな) を厳重に取り締まった。→入り鉄砲に出女
はこねはちり【箱根八里】
《東海道小田原宿から三島宿まで約8里あるところから》箱根路のこと。 [補説]作品名別項。→箱根八里
はこねまち【箱根町】
⇒箱根
はこねやま【箱根山】
伊豆半島の基部にあり、神奈川・静岡両県にまたがる三重式火山。標高1438メートルの最高峰をなす神山や駒ヶ岳などの中央火口丘、火口原にある仙石原 (せんごくはら) ・芦ノ湖、硫気孔の大涌谷 (おおわくだに) などがあり、温泉が多い。箱根火山。
はこねゆもと【箱根湯本】
神奈川県箱根町東部にある温泉。箱根温泉中最古で、泉質は単純泉。強羅 (ごうら) に至る登山鉄道の始点。
はこねようすい【箱根用水】
箱根山の芦ノ湖の水を駿河国深良 (ふから) 村(静岡県裾野市深良)など数か村に引いた灌漑 (かんがい) 用水路。湖尻峠の下に掘ったトンネルを西流し黄瀬川に注ぐもの。寛文3年(1663)ごろ着手、寛文10年(1670)完成。深良用水。
はこねえきでん【箱根駅伝】
東京(大手町)−箱根(芦ノ湖)間の往復の道路で行われる駅伝競走。往路5区間、復路5区間の合計10区間で競う。主催は関東学生陸上競技連盟。正式名称は東京箱根間往復大学駅伝競走。大正9年(1920)に始められ、現在は、毎年1月2日から3日にかけて開催される。 [補説]区間と中継所:大手町(スタート)—1区—鶴見中継所—2区—戸塚中継所—3区—平塚中継所—4区—小田原中継所—5区—芦ノ湖(折り返し地点)—6区—小田原中継所—7区—平塚中継所—8区—戸塚中継所—9区—鶴見中継所—10区—大手町(ゴール)