せきずいしょうのうへんせいしょう【脊髄小脳変性症】
運動失調を主な症状とする神経疾患の総称。歩行がふらつく、手がうまく使えない、舌がもつれるなどの症状が起こり、ゆっくりと進行する。小脳・脳幹・脊髄の神経細胞が徐々に萎縮していく。原因は不明。指定難病の一つ。SCD(Spinocerebellar Degeneation)。
せきずいせいきんいしゅくしょう【脊髄性筋萎縮症】
脊髄の運動神経細胞の病変によって骨格筋が萎縮し、筋力が低下する遺伝性の疾患。指定難病の一つ。乳児期に発症する重症型(Ⅰ型)、乳児期から幼児期に発症する中間型(Ⅱ型)、幼児期から小児期に発症する軽症型(Ⅲ型)、および成人期に発症するⅣ型がある。Ⅰ〜Ⅲ型の大多数は常染色体潜性遺伝で、両親とも保因者の場合に25パーセントの確率で発症する。SMA(spinal muscular atrophy)。脊髄性進行性筋萎縮症(SPMA:spinal progressive muscular atrophy)。
せきずいせいしんこうせいきんいしゅくしょう【脊髄性進行性筋萎縮症】
⇒脊髄性筋萎縮症
せきずいこうかく【脊髄後角】
⇒後角1
せきずいぜんかく【脊髄前角】
⇒前角1
せきずいこうまく【脊髄硬膜】
脊髄を包む3層の髄膜のうち、最も外側にある強靭 (きょうじん) な膜。→脳硬膜 [補説]硬膜は内層と外層の2層構造になっている。脊髄硬膜の外層は骨膜として脊柱管の内側をおおい、内層が脊髄を袋状に包んでいる。この内層を脊髄硬膜と呼ぶこともある。外層(骨膜)と内層(狭義の脊髄硬膜)の間に硬膜外腔と呼ばれる空間がある。