とう‐ぜん〔タウ‐〕【^×蕩然】

の解説

［ト・タル］［文］［形動タリ］

1. １ ひろびろとしているさま。

   1. 「立春の夕、地も天も—として融けんとす」〈蘆花・自然と人生〉

1. ２ 流されたようにあとかたもないさま。

   1. 「先に与えたる千金の財本は—跡なく」〈永峰秀樹訳・暴夜物語〉

1. ３ 心が自由であるさま。思うままにふるまうさま。

   1. 「彼既に心骨—として悠悠款語」〈東海散士・佳人之奇遇〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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