血清に含まれる抗体の量を測定することで、細菌・ウイルス感染の有無を確認する検査。約0.5ミリリットルの血清でインフルエンザ・麻疹・風疹・トキソプラズマなどの感染の有無や、現在の免疫力の程度などがわかる。
[補説]感染初期に
産生されるIgM
抗体と、
感染から約2週間後に
上昇し、回復後も
持続するIgG
抗体について
検査する。発病初期と回復期の
血清を
比較し、IgG抗体価が4倍以上に
上昇していれば
陽性と
判定する
方法(ペア血清検査)と、単一の
血清を調べてIgM抗体価が
陽性の
場合は
最近の
感染、IgG抗体価が
陽性の
場合は
過去の
感染と
判断する
方法がある。