車の両輪
二つのうち、どちらを欠いても役に立たないほど密接な関係にあることのたとえ。
車は海へ船は山へ
物事が逆さまであることのたとえ。
車は三寸の轄を以て千里を駆く
《「淮南子 (えなんじ) 」人間訓から》小さなものでも大きな役割を果たすことができることのたとえ。
車を懸く
《「孝経」の「七十にして車を懸く」から》年老いて官を辞する。
車を摧く
《白居易「新楽府・太行路」から》人の心が変わりやすく頼ることができないことを、けわしい路で車が破損することにたとえた語。
車を転がす
自動車を運転することをいう俗語。
車を捨てる
車から降りて歩く。 [補説]道路事情の悪かったころ、車が通れない場所にさしかかった際に、車を降りることをいった語。
くるまあらそい【車争ひ】
平安時代、賀茂の祭見物などで、牛車 (ぎっしゃ) を止める場所をめぐって、従者たちが争うこと。落窪物語・源氏物語などに描かれている。
くるまいし【車石】
北海道根室市花咲 (はなさき) にみられる粗粒玄武岩。枕状溶岩の一で放射状節理を示す。天然記念物。
くるまいす【車椅子】
歩行が不自由なときに腰掛けたまま移動できるように、椅子に車輪をつけたもの。