酒が酒を飲む
酒の酔いがまわるに従って、ますます大酒を飲む。
酒が回る
1 酒の酔いが、からだじゅうに行き渡る。すっかり酔った状態になる。「—・って饒舌になる」 2 酒が、居合わせた人すべてに行き渡る。
酒に飲まれる
酒にひどく酔って、自制心を失う。「飲むのはいいが、—◦れてはいけない」
酒に別腸有り
《「通俗篇」飲食から》酒には酒の入る別の腸がある。酒量の多少は身体の大小には関係しないことをいう。
酒の酔い本性違わず
酒に酔っても、本来の性質は失わない。酒飲み本性違わず。生 (なま) 酔い本性違わず。酒の酔い本性忘れず。
酒の酔い本性忘れず
⇒酒の酔い本性違わず
酒は憂いの玉箒
《蘇軾「洞庭春色詩」から》酒は心の憂いを取り除いてくれるすばらしい箒 (ほうき) のようなものである。
酒は百薬の長
《「漢書」食貨志から》酒はほどよく飲めば、どんな薬よりも健康のためによい。
酒盛って尻切られる
酒をふるまって、かえって乱暴される。好意を尽くした相手から、逆に損害を受けることのたとえ。酒買って尻切られる。
酒を煮る
陰暦5月ごろ、寒いときに仕込んだ新酒に、殺菌のための火入れをする。煮酒。《季 夏》