こんごうしゃ【金剛砂】
不純物の多い砂質のコランダム、または、ざくろ石を粉末にしたもの。研磨剤に用いる。金剛鑽 (さん) 。金剛錠。
こんごうしゅ【金剛手】
密教で、金剛杵 (しょ) または金剛杖 (じょう) を手に取って大日如来を守護する菩薩。また、その十九執金剛 (しゅこんごう) のうち、主尊である金剛手秘密主をいう。金剛薩埵 (さった) と同体。持金剛。金剛力士。
こんごうしょ【金剛杵】
古代インドの武器。のちに密教で、外道悪魔を破砕し煩悩 (ぼんのう) を打ち破る象徴として用いる法具。真鍮 (しんちゅう) ・鋼 (はがね) などで作り、中央の握りが細い。両端のとがった独鈷 (とっこ) 杵、両端の分かれている三鈷杵・五鈷杵などがある。
こんごうじょう【金剛杖】
⇒こんごうづえ(金剛杖)
こんごうじょう【金剛乗】
真言密教の異称。
こんごうじょう【金剛錠】
⇒金剛砂 (しゃ)
こんごうしん【金剛心】
金剛のように堅固不動な菩薩 (ぼさつ) の心。真宗では、他力回向 (たりきえこう) の真実信心をいう。
こんごうしん【金剛身】
1 金剛のような堅固な身体。仏身。 2 悟ろうとする堅固な心を持った者。
こんごうじん【金剛神】
《「執金剛 (しゅこんごう) 神」の略》「金剛手」に同じ。
こんごうせき【金剛石】
⇒ダイヤモンド1