金岡(かなおか)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ あの白酒を、ちょっと唇につけた処は、乳の味がしはしないかと思う……ちょっとですよ。 ――構わず注ぎねえ。 なんかで、がぶがぶ遣っちゃ話にならない。 金岡の萩の馬、飛騨の工匠の竜までもなく、電燈を消して、雪洞の影に見参らす雛・・・
泉鏡花
「雛がたり」
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・・・羲之の書をデモ書家が真似したとて其筆意を取らんは難く、金岡の画を三文画師が引写にしたればとて其神を伝んは難し。小説を編むも同じ事也。浮世の形を写すさえ容易なことではなきものを況てや其の意をや。浮世の形のみを写して其意を写さざるものは下手の作・・・
二葉亭四迷
「小説総論」
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