ちょうこうデルタ【長江デルタ】
中国、長江河口の三角州地帯。上海を中心に杭州・蘇州に広がる。豊かな農業地帯であったが、近年は工業地帯として大発展。 多田裕計の短編小説。第二次大戦時の中国を舞台とする作品。昭和16年(1941)発表。同年、第13回芥川賞受賞。
ちょうこうぶんめい【長江文明】
長江(揚子江)の流域で発達した、稲作を基盤とする古代農耕文明。新石器時代初期に中流域で栄えた彭頭山 (ほうとうざん) 文化や、新石器時代晩期に中流域で栄えた屈家嶺 (くつかりょう) 文化、下流域で栄えた良渚 (りょうしょ) 文化などを経て、春秋戦国時代の楚・呉・越の文化に受け継がれたと考えられている。 [補説]黄河中下流域では、長江文明とほぼ同時期に、畑作を基盤とする黄河文明が発達していた。
ちょうこうきだん【長江気団】
⇒揚子江気団