闘犬(とうけん)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ 勝治は父に似ず、からだも大きく、容貌も鈍重な感じで、そうしてやたらに怒りっぽく、芸術家の天分とでもいうようなものは、それこそ爪の垢ほども無く、幼い頃から、ひどく犬が好きで、中学校の頃には、闘犬を二匹も養っていた事があった。強い犬が好き・・・
太宰治
「花火」
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・・・「若い人」の終りにしろ、その本質は同じであるが、ずっと終りまで読み、本を伏せ、「麦死なず」「闘犬図」その他の作品にあった空気を思いおこし、つづいてこの頃の石坂氏の短篇にある空気を思い合わせたとき、この作者のこれまでの作品の世界の色合い、雰囲・・・
宮本百合子
「文学と地方性」
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