ひかねつせいざい【非加熱製剤】
血液などを由来とする医薬品のうち、加熱による滅菌・ウイルス不活化操作を行っていないもの。 [補説]日本では、昭和60年代前半まで、非加熱血液凝固因子製剤が血友病などの治療に用いられ、そこに混入していたエイズウイルス(HIV)・C型肝炎ウイルス・B型肝炎ウイルスなどに感染する被害が続出した。現在は加熱製剤が用いられており、非加熱血液凝固因子製剤は流通していない。→フィブリノゲン製剤 →薬害エイズ →薬害肝炎救済法
ひかねつのうしゅくけつえきせいざい【非加熱濃縮血液製剤】
血液を遠心分離して水分を取り除き、さらに化学的な処理を施すことで作られた非加熱製剤。非加熱フィブリノゲン製剤などがあったが、現在は流通していない。