骨髄に入る
「骨髄に徹する」に同じ。 [補説]この句の場合、「入る」を「はいる」とは読まない。
骨髄に徹する
心の底までしみ込む。骨髄にとおる。骨髄に入る。「恨み—・する」
骨髄に徹る
「骨髄に徹する」に同じ。
骨髄を砕く
非常に苦心する。肝胆を砕く。「御身をせめて一両年世にあらせ奉らばやと—・き給ひしに」〈義経記・六〉
こつずいいしょく【骨髄移植】
白血病などの治療のために、HLA抗原などの組織適合性が一致する提供者(ドナー)から採取した骨髄を、静脈から患者に注入する治療法。BMT(bone marrow transplantation)。
こつずいえん【骨髄炎】
骨髄に化膿 (かのう) 性の細菌が侵入して起こる疾患。小児に起こりやすく、大腿骨 (だいたいこつ) ・脛骨 (けいこつ) に生じることが多い。高熱・激痛を伴い、侵された部位がはれる。
こつずいかんさいぼう【骨髄幹細胞】
骨髄に含まれる造血幹細胞のこと。→造血幹細胞
こつずいいけいせいしょうこうぐん【骨髄異形成症候群】
造血幹細胞に異常が生じ、正常な血液細胞を十分に作ることができなくなる疾患の総称。血液細胞の癌 (がん) の一つ。赤血球・白血球・血小板のいずれかまたはすべてに形態・機能の異常がみられ、貧血、出血しやすい、感染症にかかりやすいなどの症状が現れる。急性骨髄性白血病に移行することがある。不応性貧血。MDS(myelodysplastic syndromes)。
こつずいこうかしょう【骨髄硬化症】
⇒骨髄線維症
こつずいせいプロトポルフィリンしょう【骨髄性プロトポルフィリン症】
ポルフィリン症の一種。小児期までに光線過敏症を発症することが多い。ヘム合成酵素フェロケラターゼの欠損により、ヘムの前駆体であるプロトポルフィリンが体内に蓄積されることにより発症する。肝障害、胆石を併発することがある。EPP(erythropoietic protoporphyria)。