こうらいうぐいす【高麗鶯】
スズメ目コウライウグイス科の鳥。全長26センチくらい。全体に黄色で、尾や翼の先、目から後頭部にかけて黒い。中国・朝鮮半島・東シベリアに分布。日本では迷鳥。鳴き声がよい。ウグイスとは別種。黄鶯 (こうおう) 。黄鳥 (こうちょう) 。朝鮮鶯。
こうらいがき【高麗垣】
袖垣 (そでがき) の一。竹や葭 (よし) などをあらい菱格子 (ひしごうし) に組んだもので、多く手水鉢 (ちょうずばち) の後ろに設ける。
こうらいがらす【高麗烏】
カササギの別名。《季 秋》
こうらいきじ【高麗雉】
キジ目キジ科の鳥。全長約80センチ。全体に褐色で、くびに白い輪がある。朝鮮半島の原産で、日本では北海道と対馬 (つしま) に生息。
こうらいし【高麗史】
史書。139巻。高麗朝の歴史を紀伝体で記したもので、李朝世宗の勅命により鄭麟趾 (ていりんし) らが撰。1451年成立。世家(本紀)46巻・志39巻・列伝50巻・年表2巻・目録2巻から成る。
こうらいしば【高麗芝】
イネ科の多年草。シバに似る。本州以南から中国・東南アジアにかけて産し、芝生用。いとしば。
こうらいじょく【高麗卓】
茶の湯で用いる棚物の一。書院の床の中央に置き、香炉・香合・花瓶などを置いて飾る。高麗台子 (だいす) を半分にしたもので、高さ1尺5寸(約45.5センチ)、棚は1尺2寸(約36.4センチ)四方。
こうらいせいじ【高麗青磁】
朝鮮、高麗時代の青磁。素地 (きじ) に彫った文様に赤土・白土などを嵌入 (かんにゅう) して製する象眼青磁は、その代表。
こうらいせんべい【高麗煎餅】
小麦粉と砂糖をこね合わせ、薄くのばして型で抜き焼いた菓子。江戸時代に大坂で売り出された。
こうらいだいす【高麗台子】
茶の湯で用いる棚物の一。4本柱の黒塗りのもの。高さ1尺5寸(約45.5センチ)、長さ2尺4寸(約72.7センチ)、幅1尺2寸(約36.4センチ)。