ゆび。

「いとをかしげなる—にとらへて」〈・一五一〉

人を呼ぶことを、その呼んでいる人を敬っていう語。おまねき。お召し。「—がかかる」「先生が—です」

[接]《漢文訓読で接続詞に使う「及」の字を「および」と読んだところから》複数事物事柄並列して挙げたり、別の事物事柄を付け加えて言ったりするのに用いる語。と。ならびに。また。そして。「生徒父兄」「国語数学、—英語必修
[補説]多くの語を並列するときは、最後にくる語との間にだけ置くことが多い。
[名]及ぶこと。届くこと。
    1. 「これも心の—はいかでかおろかに侍らん」〈海人刈藻・三〉

[用法]および・[用法]ならびに——「会長及び(並びに)社長から祝辞をいただきます」「賞状及び(並びに)カップを授与します」のように一般には区別なく使っている。「並びに」のほうが口語的だが、それも改まった場合に多く用いる。◇法令用語としては、「A及びB、並びにC及びD」「A及びB、並びにC」のように、小さな段階のつなぎに「及び」を、より大きな段階のつなぎに「並びに」を用いる。

出典:青空文庫

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