刺を通ず
名刺を出して面会を求める。「車を下るや、急に進んで—・じ」〈秋水・兆民先生〉
刺を通ずる
⇒刺を通ず
梓に上す
書物を出版する。上梓 (じょうし) する。「—・すまでに一〇年の歳月を閲 (けみ) した」
歯を没す
《「論語」憲問から》命が尽きる。死ぬ。
詩に別才有り
《「滄浪詩話」詩弁から》詩作の能力は、学問や知識の深浅に関係なく、別の才能による。
詩を作るより田を作れ
文学など役立たないことよりも、実利のある仕事をしたほうがいい。
詩を祭る
《唐の詩人賈島 (かとう) が大みそかに、酒肴 (しゅこう) を供えてその年に作った詩を祭ったという「唐書」賈島伝の故事から》詩人が日ごろの詩作の苦心をかえりみてみずから慰める。
駟の隙を過ぐるが如し
《「礼記」三年問から》時の流れは、4頭立ての馬車が走り過ぎるのを、戸のすきま越しにのぞき見るようなものである。月日がたちまちに過ぎていくことのたとえ。
駟も舌に及ばず
《「論語」顔淵から》いったん口に出した言葉は、4頭立ての馬車で追いかけても、追いつくことはできない。言葉は慎むべきであるというたとえ。駟馬を追う能 (あた) わず。