大廈の材は一丘の木にあらず
《王褒「四子講徳論」から》大きな建物は、一つの山の木だけでできているわけではない。大事業は必ず大勢の力によって成就するもので、決して一人だけの力でできるものではないということ。
大廈の顛れんとするは一木の支うる所にあらず
《「文中子」事君から》大きい建物が倒れかけているのを、1本の木で支えることはできない。大勢 (たいせい) がすでに傾きかけているときには、とうてい一人の力では支えることができないということ。一木大廈の崩るるを支うる能 (あた) わず。
たいかきんゆう【滞貨金融】
滞貨になっている商品を担保にして融資を受けること。滞貨融資。
たいかけんちくぶつ【耐火建築物】
主要構造部が耐火構造で、延焼のおそれのある部分には防火戸などを設置した建築物。
たいかこうぞう【耐火構造】
建築の主要部分が高熱に対して強く、たとえ焼けても補修程度で再使用できるような構造。鉄筋コンクリート造り、耐火被覆を施した鉄骨造りなど。
たいかこうろう【大廈高楼】
大きな家屋とたかどの。豪壮な建物をいう。
たいかざい【耐火材】
「耐火材料」に同じ。
たいかざいりょう【耐火材料】
高熱に耐えうる材料。耐火煉瓦 (れんが) ・耐火粘土・耐火モルタルなど。耐火材。
たいかせいのうわりびき【耐火性能割引】
火災保険の契約に際し、保険対象建物が一定の耐火性能基準を満たす場合に適用される保険料の割引。
たいかぜんだい【大化前代】
日本史上の時代区分の一。大化の改新以前の6、7世紀ころ、従来の氏姓制度がゆきづまり、国家的な官司機構が整えられはじめた大和政権時代末期をいう。