1. 数の名。はち。やっつ。

  1. 8歳。

  1. 昔の時刻の名。今の午前2時および午後2時ごろ。やつどき。→お八つ

  1. 数が多いこと。や。「—裂き」「—当たり」

[名]《「やっこ」の音変化という》
  1. 人を卑しめていう語。また、目下の者に親愛の意をこめていう語。「なんて—だ」「弟はいい—だ」

  1. 物事をぞんざいにさしていう語。「そっちの—をとってくれ」

  1. 形式名詞こと」「もの」の意をくだけていう語。

    1. 「真っ直に東京へ入ればいい—を」〈万太郎末枯

  1. 鳥獣などを卑しめていう語。

    1. 「狐はさこそは人をおびやかせど、事にもあらぬ—」〈・手習〉

[代]三人称の人代名詞。他人を卑しめたり、対等以下の人にくだけた態度で親しみをこめたりして用いる。あいつ。「—はまだ来ないか」

《アイヌ語から出た語という》低湿地。たに。特に、関東地方で用いる。やち。やと。

「ここの—、かしこの小路より」〈太平記・三一〉

出典:青空文庫

出典:gooニュース

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