インカていこく【インカ帝国】
ペルー南部のクスコを中心に、15世紀から16世紀にかけて繁栄したインカ族の国。最盛期にはエクアドルからチリにまで及ぶ大帝国となった。太陽神を信仰し、その子とされる王を頂点とする君主制をとった。巨石建築物や黄金細工、織物などの高い文化を有したが、文字はない。1533年、スペインのピサロによって最後の王アタワルパが処刑され、滅亡。クスコやマチュピチュに遺跡が残る。→インカ [補説]インカ帝国はヨーロッパ人による呼称。インカ人は自身の国土をタワンティンスーユ(「四つの地方」の意)と称した。
インカぶんめい【インカ文明】
⇒インカ帝国
インカのせいなるたに【インカの聖なる谷】
《El Valle Sagrado de los Incas》⇒ウルバンバ渓谷