ブルガリア東部、黒海に面する町。古代トラキア人集落メネブリアに起源し、紀元前6世紀初頭に古代ギリシャの植民都市メセンブリアが建設され、アポロニア(現ソゾポル)とともに海上交易の拠点として栄えた。続いて古代ローマ帝国、東ローマ帝国に支配され、第一次ブルガリア帝国時代に現名称に改称。第二次ブルガリア帝国時代に最盛期を迎えたが、十字軍に征服されて東ローマ帝国に復帰した。以降、オスマン帝国支配が続き、19世紀末よりブルガリア領。黒海に突き出た半島部に聖パントクラトール教会、聖ステファン教会などの歴史的建造物が残る。3000年にわたる歴史を有する古都として知られ、1983年に世界遺産(文化遺産)に登録された。