出典:gooニュース
処分される金沢仏壇、テーブルや装飾品にリメイク 若手職人が企画展
金箔(きんぱく)や蒔絵(まきえ)を使った絢爛(けんらん)豪華な装飾で知られる「金沢仏壇」の若手職人が、能登半島地震で廃棄処分される仏壇の活用に取り組んでいる。家具や装飾品にリメイクされた試作品が、金沢市内で展示されている。 テーブルに生まれ変わったのは、親鸞が得度する場面が繊細な蒔絵で描かれた仏壇の扉だ。
彦根工業高校生+仏壇職人で新たなもの作り 環境学び、人材育成狙う
地場産業・彦根仏壇の職人の協力で伝統の技に触れながら、プラごみや環境問題も学ぶ試みだ。 学校では菜の花を育てている。菜種油の搾りかすを配合したバイオマスプラスチックの開発を新潟市の企業に頼み、3年前に成功した。それをプレートにし、名札などを作ってきた。 写真立てを作るのは、機械工学部と木工部の生徒約15人と彦根仏壇の職人。
金沢仏壇の若手職人と作家が「再生と復活」展 仏壇リメーク作品も
金沢仏壇青年部部長で塗師(ぬし)の塗師岡聖治さんは「能登半島地震で被災し、仏壇の処分に関する問い合わせが急増した。話を聞くと、先祖代々受け継いできたものなので一部だけでも残したいという声も多い。今回、金沢仏壇の職人だけでなく多方面のアーティストとコラボすることで、廃棄される仏壇を使った新たな可能性を模索しようと、コンセプトを再生と復活とした」と話す。
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