こじんしょうひ【個人消費】
個人(家計)が、物やサービスの購入に充てた金額の総計。個人による支出のうち、住宅への投資は別区分として扱われる。個人消費は、最終需要の中でも最も割合が高く、日本ではGDPの55パーセント前後を占めることから、その動向が景気に大きな影響を与える。
こじんじょうほう【個人情報】
国や地方自治体、事業者などが扱う各種の情報のうち、(生存する)個人の情報で、特定の個人を識別できる情報。氏名・生年月日・性別・住所・家族構成など。また、購入商品記録、病歴・通院記録など、個人の私生活が露わになるおそれのある情報。
こじんじょうほうほごほう【個人情報保護法】
1 《「個人情報の保護に関する法律」の略称》個人情報の適切な取り扱いと保護について定めた法律。平成15年(2003)に成立、2年の準備期間を経て平成17年(2005)に民間も含め全面施行。高度情報通信社会の進展に伴い個人情報の利用が著しく拡大したことを背景に、個人情報の有用性に配慮しながら、個人の権利利益を保護することを目的とする。氏名、住所、生年月日などの個人に関する情報を適正に扱い、個人の利益や権利を保護することを、国や地方自治体、事業者などに義務付けている。 2 「行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律」(行政機関個人情報保護法)の略称。 3 「独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律」(独立行政法人個人情報保護法)の略称。
こじんしんりがく【個人心理学】
1 集団心理学・社会心理学に対して、個人を研究対象とした心理学。 2 アドラーの心理学。性欲を重視するフロイトに対して、劣等感や優越への意志を重要視したもので、社会心理学的傾向をもつ。
こじんせい【個人性】
「個性」に同じ。
こじんタクシー【個人タクシー】
個人として国土交通大臣の免許を受け、経営しているタクシー。昭和34年(1959)に東京で許可されたのが最初。
こじんてがた【個人手形】
振出人・支払人・引受人のすべてが、銀行以外の個人または会社である手形。
こじんてき【個人的】
[形動]個人を主体とするさま。個人に関するさま。公的でない立場や、他人と関わりない事柄についていう。プライベート。「—な意見」
こじんとうしか【個人投資家】
会社の資産ではなく、個人の資産を、事業・不動産・証券などに投資をする人。機関投資家に対する語。
こじんねんきん【個人年金】
公的年金や企業年金とは別に、個人が生命保険会社・信託銀行などと任意に契約する、商品としての年金。個人年金保険。 [補説]個人年金は私的年金の一つで、公的年金の不足分を補うために個人が任意で加入する。貯蓄型と保険型に大別される。貯蓄型の個人年金は、預け入れた元本と利息を原資として、10年・15年などの一定期間、年金として支払いを受けるもので、元本を据え置くタイプと取り崩すタイプがあり、主として銀行・信託銀行・証券会社などで取り扱っている。保険型の個人年金は、主として生命保険会社・損害保険会社・ゆうちょ銀行・JA・全労済などが取り扱い、定額年金保険と変額年金保険に大別される。年金の受取り方法によって、終身年金・保証期間付終身年金・夫婦年金・確定年金・有期年金・保証期間付有期年金などに分類される。