やつしろかい【八代海】
熊本県南西部の内海。九州本土と宇土半島・天草諸島に囲まれる。古くから不知火 (しらぬい) の出現することで知られる。不知火海。
やつしろがい【八代貝】
ヤツシロガイ科の巻き貝。浅海の砂底にすみ、貝殻は球形で、殻径16センチくらい。殻表には太い肋 (ろく) が密に並び、褐色と白色とで交互に彩られる。ヒトデ・ウニ・ナマコなどを捕食。北海道南部から南に分布し、肉は食用、殻は貝細工用。
やつしろぐう【八代宮】
熊本県八代市にある神社。祭神は後醍醐天皇皇子の懐良 (かねなが) 親王と後村上天皇皇子の良成 (ながなり) 親王。
やつしろし【八代市】
⇒八代
やつしろそう【八代草】
キキョウ科の多年草。九州の山地の草原にみられ、高さ約50センチ。葉は披針形で、互生。7、8月ごろ、紫色の鐘状の花が集まって上向きに咲く。熊本県八代で発見された。
やつしろみかん【八代蜜柑】
熊本県八代地方に産するウンシュウミカンの栽培品種。中形で、種子が多い。
やつしろやき【八代焼】
熊本県八代市から産する陶器。寛永年間(1624〜1644)上野焼 (あがのやき) の陶工上野喜蔵が創始、細川藩の御用窯として栄えた。象眼文を特色とし、茶陶にすぐれたものが多い。高田 (こうだ) 焼。平山焼。