出典:gooニュース
「沢の鶴」が震災直後に仕込んだ純米古酒を販売へ 1本10万円で10本限定 売り上げは全額寄付
阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた酒造会社「沢の鶴」(神戸市灘区)は、震災から30年を迎える2025年1月17日に、復興への願いを込め震災の年に仕込んだ「1995年醸造 生酛(きもと)純米古酒」を発売すると発表した。1本10万円(税込・720ミリリットル)で、限定10本。
阪神・淡路大震災発生年に仕込んだ純米古酒発売、日本財団の「災害復興支援特別基金」に売上の全額を寄付/沢の鶴
沢の鶴は2025年1月17日から、阪神・淡路大震災の年に仕込んだ「1995年醸造 生(き)もと純米古酒」(720ml/税込10万円、アルコール分16%)を10本限定で発売する。販売は電話(078-881-4301)かオンラインショップの特設ページのみで受け付ける。
「古酒の再蒸留」や「価値の創造」ユネスコ無形文化遺産の登録で大きな弾みに
プロジェクトでは、去年、西原町の石川酒造場で貯蔵していた26年ものの古酒を再び蒸留する県内初の試みに挑んだ。古謝雄基さんは、「古酒をもう1回蒸留かけるのは泡盛メーカーの中でも前代未聞」と振り返る。古酒といっても様々で、味のバランスに難点のあったものをどう活用していくかは石川酒造場が抱える課題で、プロジェクトにより再蒸留した古酒は300リットル。
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