ふんかけいかいレベル【噴火警戒レベル】
気象庁が発表する気象統計情報の一つで、火山活動の状況を示す指標。周辺住民や登山者に向けて、危険が及ぶ範囲や必要な防災対策に応じて、レベル1(活火山であることに留意)・レベル2(火口周辺規制)・レベル3(入山規制)・レベル4(高齢者等避難)・レベル5(避難)の5段階で警戒を呼びかける。 [補説]有珠山・浅間山・富士山・三宅島・雲仙岳・桜島など49の火山で運用。
ふんかこう【噴火口】
火山が噴出物を噴き出す口。火口。
ふんかけいほう【噴火警報】
火山の噴火による災害を軽減するために、気象庁が全国110の活火山を対象として発表する警報。大きな噴石・火砕流・融雪型火山泥流など生命に危険を及ぼす火山現象の発生や、危険が及ぶ範囲の拡大が予想される場合に、警戒が必要な範囲を示して発表される。 [補説]警戒が必要な範囲が火口周辺に限られる場合は「噴火警報(火口周辺)」(略称「火口周辺警報」)、その範囲が人の住む地域まで及ぶ場合は「噴火警報(居住地域)」(略称「噴火警報」)として発表される。噴火警戒レベルが運用されている火山では、レベル2および3が噴火警報(火口周辺)、レベル4および5が噴火警報(居住地域)に相当する。
出典:gooニュース
噴火で3センチ以上の降灰時に「降灰警報」新設の方針決定 気象庁の有識者検討会
富士山などで大規模な噴火が発生し、降灰が3センチ以上と予想された場合に新たに「降灰警報」を設ける方針が気象庁の有識者検討会で了承されました。 気象庁は1月に有識者検討会を立ち上げ、富士山を含む全国の火山で大規模な噴火が発生した際、広範囲で火山灰が降る状況に対応するために降灰の予測などに関する情報発信の方法を見直してきました。
火山灰の分析へ新センター設置、噴火の種類や推移予測し避難対策に生かす…政府方針
政府の火山調査研究推進本部(火山本部)は、噴火直後に噴石や火山灰を回収して成分を迅速に調べる「火山噴出物分析センター」(仮称)を設置する方針を固めた。成分を把握することで、噴火の種類やその後の推移を予測する。噴火の危険度を5段階で示す「噴火警戒レベル」を運用している気象庁に分析結果を提供することで、住民の避難対策に生かす狙いがある。5年以内の整備を目指す。
富士山噴火で新宿にも火山灰が…東京まで鉄道・水・電気影響 専門家「角膜が傷ついたり、呼吸器の疾患が悪化する可能性」
富士山の噴火は5600年の間に約180回。最後に噴火したのは300年以上前の江戸時代に起きた「宝永噴火」です。近頃の火山の噴火では、2013年に鹿児島県の桜島で噴煙が高さ5000mに達しましたが、検討会が想定している富士山の噴火は、桜島の噴火をはるかに上回るものだといいます。
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出典:青空文庫
・・・を聞きつつ、やがて大噴火当時そのままの石の原にかかった。千年の風・・・ 伊藤左千夫「河口湖」
・・・「露西亜は今噴火坑上に踊ってる。幸い革命党に人物がないから太平を・・・ 内田魯庵「二葉亭追録」
・・・吹く風にもあります。噴火する火山にもあります。もしこれを利用する・・・ 内村鑑三「デンマルク国の話」