こくりつこっかいとしょかん【国立国会図書館】
昭和23年(1948)国立国会図書館法に基づいて設置された図書館。国会に付属し、図書その他の資料を収集して国会議員の職務の遂行に役立たせるとともに、行政・司法の各部門および一般国民に対して図書館奉仕を行うことを目的とする。国内で刊行される図書はすべて収められる。本館は東京都千代田区にある。NDL(National Diet Library)。
こくりつしぜんきょういくえん【国立自然教育園】
⇒自然教育園
こくりつしんびじゅつかん【国立新美術館】
東京都港区にある国立美術館。独自の収集作品をもたず、展覧会の開催や教育普及事業などを中心に行う。平成19年(2007)開館。
こくりつせいようびじゅつかん【国立西洋美術館】
東京都台東区上野公園にある国立美術館。松方コレクションを主体とし、昭和34年(1959)に開館。近代ヨーロッパの絵画・彫刻を中心に所蔵。本館はル=コルビュジェの設計で、平成28年(2016)に「ル=コルビュジェの建築作品」の7か国17施設の一つとして世界遺産(文化遺産)に登録された。
こくりつだいがく【国立大学】
国が設置した大学。国立学校設置法・同法施行規則、その他の規程によって設置・運営されたが、平成15年(2003)国立大学法人法の施行により、現在では国立大学法人が設置・運営をする。全国に86校ある(令和5年現在)。→公立大学
こくりつてんもんだい【国立天文台】
東京都三鷹市にある国立の天文台。明治11年(1878)東京大学理学部観象台として発足、明治21年(1888)港区麻布に移転して東京天文台と改称。大正13年(1924)現在地に移転。昭和63年(1988)緯度観測所、名古屋大学空電研究所の一部が合併し、文部省直轄の大学共同利用機関として現名に改称。日本標準時の決定、暦の編集、天体の観測・研究を行う。付属施設として乗鞍 (のりくら) コロナ観測所・岡山天体物理観測所・野辺山宇宙電波観測所などがある。NAOJ(National Astronomical Observatory of Japan)。
こくりつはくぶつかん【国立博物館】
東京国立博物館の旧称。昭和22年(1947)東京帝室博物館から国立博物館に改称され、さらに昭和27年(1952)、現名称の東京国立博物館となった。 平成13年(2001)東京国立博物館・京都国立博物館・奈良国立博物館の3館を統合して設立された独立行政法人。平成19年(2007)には文化財研究所とともに国立文化財機構に統合された。
こくりつびじゅつかん【国立美術館】
国が設立・管理する美術館。 国立の美術館を運営・管理する独立行政法人。平成13年(2001)発足。国立西洋美術館、東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立国際美術館、国立新美術館を運営している。
こくりつびょういんきこう【国立病院機構】
厚生労働省所管の独立行政法人。病院、医療センター、看護学校などを運営し、医療の提供および調査・研究、医療技術者の育成を行う。平成16年(2004)に全国の国立病院と国立療養所を統合して発足。
こくりつひょうじゅんぎじゅつけんきゅうじょ【国立標準技術研究所】
⇒ニスト(NIST)