つちやぐら【土屋倉】
壁を土や漆喰 (しっくい) で塗り固めた倉庫。土蔵。「五間ばかりなる檜皮屋 (ひはだや) のしもに—などあれど」〈大和・一七三〉
つちやたかお【土屋隆夫】
[1917〜2011]推理作家。長野の生まれ。第二次大戦後、中学教師のかたわら作品を発表。「影の告発」で日本推理作家協会賞受賞。他に「天狗の面」「天国は遠すぎる」「不安な産声」など。平成14年(2002)、長年の功績により日本ミステリー文学大賞受賞。
つちやはるなお【土屋温直】
[1782〜1852]江戸後期の刀剣研究家。江戸の人。古刀・新刀を収集して押形 (おしがた) をつくり、土屋押形とよばれる。
つちやぶんめい【土屋文明】
[1890〜1990]歌人。群馬の生まれ。伊藤左千夫に師事。処女歌集「ふゆくさ」で認められ、「アララギ」の中心歌人として活躍。文化勲章受章。歌集「山下水」「自流泉」、研究書「万葉集私注」など。
つちややすちか【土屋安親】
[1670〜1744]江戸中期の装剣金工家。出羽 (でわ) の人。通称、弥五八。晩年、東雨と号す。江戸に出て奈良派の門に入る。特に鐔 (つば) を得意とし、多様な技法による雅味豊かな作品を生んだ。奈良三作の一人。