しゅうしょくあんていしきんゆうしせいど【就職安定資金融資制度】
雇用失業情勢の悪化に対処するために、厚生労働省が平成20年(2008)12月から平成22年(2010)9月までの間実施した離職者援助策。解雇・雇い止めなど事業主の都合で離職し、社員寮からの退去を余儀なくされるなど住居を失った人に対して、公共職業安定所が相談窓口となり、労働金庫から住居入居初期費用などを貸し付けた。
しゅうしょくかつどう【就職活動】
大学新卒者を主とする求職活動。希望する企業・職種を選び、説明会に出て、会社訪問、履歴書などを提出し、筆記・面接試験を受け、内定を得るという一連の活動のこと。就職運動。就活。
しゅうしょくきょうてい【就職協定】
大学・短大などの新卒者採用開始時期など、学生の就職に関する学校・企業間の取り決め。 [補説]昭和28年(1953)に文部省(現文部科学省)主催の「就職問題懇談会」で学生の推薦開始日を申し合わせたのが始まり。しかし、優秀な学生を獲得するため協定日以前に内定を出す「青田買い」が横行し、協定の有効性が疑問視されるようになり、平成9年(1997)に廃止された。以降は、大学の場合、3年次での就職活動が一般化している。就職活動の長期化による学業への影響も指摘されており、就職協定の復活を含めた新たなルールづくりの必要性が検討されている。
しゅうしょくぐち【就職口】
勤めることのできる先。勤め口。
しゅうしょくそくしんきゅうふ【就職促進給付】
雇用保険法に規定される失業等給付の一。失業者の再就職の促進と支援が目的。就業促進手当(就業手当・再就職手当など)・移転費・広域求職活動費がある。
しゅうしょくなん【就職難】
社会の経済状態が不振であるため、就職希望者に比べて需要が少なく、なかなか職が得られないこと。
しゅうしょくりゅうねん【就職留年】
卒業年度内に就職の見通しが立たない学生が、次年度も新卒者として就職活動を継続するために、あえて留年すること。→就職浪人
しゅうしょくろうにん【就職浪人】
1 卒業年度内に就職先が決まらず、卒業後に既卒者として就職活動を継続する人。→就職留年 2 公認会計士試験や司法試験などの資格試験に合格しながら、就職先が見つからない人。 [補説]公認会計士の場合、試験合格後に公認会計士補として2年間以上の実務経験が必要となるため、試験に合格しても資格取得の見通しが立たない待機合格者の増加が問題となっている。
しゅうしょくうんどう【就職運動】
⇒就職活動
しゅうしょくひょうがき【就職氷河期】
日本のバブル経済崩壊後、大規模な就職難が社会問題となった時期。特に、平成5年(1993)ごろから平成17年(2005)ごろまでをさす。長期的な景気の冷え込みを氷河期(氷期)にたとえたもの。→ロストジェネレーション2