すうちえんざんユニット【数値演算ユニット】
⇒演算装置
すうちかいせき【数値解析】
自然科学や工学に現れる数学的問題を、コンピューターを使い、数値計算によって解くこと。
すうちせいぎょ【数値制御】
数値による信号指令を用いるプログラム制御方式。工作機械に多く用いられ、工作物に対する工具の位置や送り速度などを指令・制御する。NC(numerical control)。 [補説]元は作業指示にパンチカードなどを用いていたが、現在はコンピューターによる制御が主流のため、コンピューター数値制御(CNC)と同じ意味で使われる。
すうちもくひょう【数値目標】
計画の中で設定した目標を数値で示したもの。例えば、返品率を20パーセント下げるというような目標のこと。「温室効果ガス削減について議長国として何らかの—を示す必要がある」
すうちよほう【数値予報】
天気予報の方法の一。大気の運動などを方程式で表し、現在の状態を初期条件として将来の状態を知ろうというもの。高層気象観測・コンピューターの発達により実用化。→アンサンブル予報
すうちちず【数値地図】
⇒電子地図
すうちけいさん【数値計算】
コンピューターを使って、代数的または解析的に解くことが困難な問題、または手計算では不可能な計算量が膨大な問題を解くこと。近年、コンピューターの演算能力の飛躍的な向上に伴い、大規模な計算が可能となり、適用範囲が広がったが、丸め誤差や打ち切り誤差といった数値計算特有の誤差の扱いに注意する必要がある。
すうちよほうモデル【数値予報モデル】
コンピューターで大気の状態を計算する数値予報において、対象とする領域・予測期間・気象現象に応じて設定される数値計算のプログラム。地球全体を対象とする全球モデル、特定の領域を対象とする領域モデルのほか、台風、エルニーニョ現象など特定の気象現象を対象とするモデルがある。予測精度を上げるため、コンピューターの演算能力に応じて空間をきめ細かく分け、大気の状態を表す物理量を計算する。
すうちふうどう【数値風洞】
⇒エヌ‐ダブリュー‐ティー(NWT)
すうちかい【数値解】
ある与えられた方程式について、数値計算によって近似的に求められた解。微分方程式については、初期値を与えることで数値解が得られ、オイラー法やルンゲ=クッタ法などの手法が知られる。近似解。→厳密解