有卦に入る
《有卦の年回りに当たる意から》幸運にめぐりあってよいことが続く。「新商売が当たり、—・っている」 [補説]この句の場合、「入る」を「はいる」とは読まない。
うけえ【有卦絵】
有卦に入った人が飾ったり、また贈られたりした縁起絵。福に通じる「ふ」の字のついた、藤・筆・瓠 (ふくべ) などを描く。江戸末期に流行。
うけふね【有卦船】
有卦に入った人が、宝の帆を張った筆の帆柱を立て、福助・福良雀 (ふくらすずめ) ・福寿草・富士など「ふ」の字の付いためでたい7種の菓子などを飾る縁起船。
うけぶるまい【有卦振る舞ひ】
有卦に入った人が、祝って人々をもてなすこと。「八日は千葉殿—」〈浄・扇八景〉