鳴いた烏がもう笑う
⇒今 (いま) 泣いた烏 (からす) がもう笑う
泣いて暮らすも一生笑って暮らすも一生
悲しんで暮らしても、愉快に暮らしても、一生は一生だから、愉快に暮らさなければつまらない。
泣いて馬謖を斬る
《中国の三国時代、蜀 (しょく) の諸葛孔明 (しょかつこうめい) は日ごろ重用していた臣下の馬謖が命に従わず魏に大敗したために、泣いて斬罪に処したという「蜀志」馬謖伝の故事から》規律を保つためには、たとえ愛する者であっても、違反者は厳しく処分することのたとえ。
泣いても笑っても
どのようにしてみても。物事が最後の段階にきていることのたとえ。「—卒業まであと一週間だ」
鳴かず飛ばず
将来の活躍に備えて行いを控え、機会を待っているさま。また、何の活躍もしないでいるさま。「—の下積み生活」→三年飛ばず鳴かず
泣く子と地頭には勝てぬ
聞き分けのない子や横暴な地頭とは、道理で争っても勝ち目はない。道理の通じない相手には、黙って従うしかない。
泣く子もあれば笑う子もある
同じ子供でも、泣く子もあれば笑う子もあるように、世の中はさまざまである。
泣く子も黙る
聞き分けなく泣いている子供も急に黙ってしまうほど、威力や勢力のあることのたとえ。
泣く子も目を開け
泣いている子でも、目をあけて周囲の状況を見る。いくら思慮分別のない者でも、少しは時と場合とを考えて振る舞うものだ。
鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす
あれこれ口に出す者より、何も言わない者のほうが情が深いというたとえ。