男が廃る
男としての面目がつぶれる。「ここでがんばらねば—・る」
男が立つ
男としての名誉が保たれる。「ここで負けては—・たぬ」
男心と秋の空
男の女に対する愛情は、秋の空模様のように変わりやすいということ。→女心と秋の空
男になる
1 一人前の男になる。また古く、元服する意でいう。 2 初めて女性と肉体関係をもつ。 3 僧が俗人となる。還俗 (げんぞく) する。
男の心と大仏の柱は太うても太かれ
男は大胆であれということのたとえ。
男の目には糸を引け女の目には鈴を張れ
男の目はきりりとまっすぐなのがよく、女の目はぱっちりと大きいのがよいということのたとえ。
男は気で持て
男は気性で生きよ。男は意気を高くもって世の中を生きていけ。男は気で食え。
男は敷居を跨げば七人の敵がある
男は社会に出て活動するようになると、多くの敵と出会うということのたとえ。
男は辞儀に余れ
男は、謙遜 (けんそん) しすぎるくらいでよい。「はて、—といふ。まづ某 (それがし) 次第に召され」〈虎寛狂・千切木〉
男は度胸女は愛嬌
男には度胸が、女には愛嬌が大切だ、の意。