いしはらかんじ【石原莞爾】
[1889〜1949]陸軍中将。山形の生まれ。関東軍参謀として、満州事変、満州国建設を推進。のち、東条英機と対立、予備役 (よびえき) となった。東亜連盟の指導者。
いしはらけん【石原謙】
[1882〜1976]キリスト教史学者。東京の生まれ。東北大教授・東京女子大学長。日本のキリスト教史学を確立した。文化勲章受章。著「基督教史」「キリスト教の源流」など。
いしはらしのぶ【石原忍】
[1879〜1963]医学者。東京の生まれ。東大教授。眼科学に関する研究に専念。「色覚検査表」を作製。著「近世眼科処方集」。
いしはらじゅん【石原純】
[1881〜1947]理論物理学者・歌人。東京の生まれ。東北大教授。特殊相対性理論・量子論を研究。著「自然科学概論」、アララギ派の歌人として歌集「靉日 (あいじつ) 」など。名は「あつし」とも。
いしはらしんたろう【石原慎太郎】
[1932〜2022]小説家・政治家。兵庫の生まれ。俳優石原裕次郎の兄。「太陽の季節」で芥川賞受賞、「太陽族」は流行語となった。他に「処刑の部屋」「化石の森」「弟」など。昭和43年(1968)参議院全国区にトップ当選。同47年衆議院に転じ、環境庁長官、運輸大臣を歴任。平成7年(1995)議員辞職。同11年(1999)から24年(2012)東京都知事。
いしはらまさあきら【石原正明】
[1760〜1821]江戸中期の国学者・歌人。尾張の人。号、蓬堂。本居宣長 (もとおりのりなが) ・塙保己一 (はなわほきいち) に師事。「群書類従」の編纂 (へんさん) に従事し、有職 (ゆうそく) 故実に通じた。著「尾張廼家苞 (おわりのいえづと) 」。
いしはらゆうじろう【石原裕次郎】
[1934〜1987]映画俳優・歌手。兵庫の生まれ。芥川賞作家石原慎太郎の弟。映画「太陽の季節」でデビュー。「狂った果実」「嵐を呼ぶ男」などで一躍スターとなる。歌手としても「銀座の恋の物語」などの主題歌や「夜霧よ今夜も有難う」などで人気を博した。
いしはらは【石原派】
自由民主党の派閥の一。近未来政治研究会の平成24年(2012)から令和3年(2021)における通称。山崎派を石原伸晃 (いしはらのぶてる) が引き継いだが、石原自身の衆院選落選により森山???? (ひろし) が継承。→森山派
いしはらよしろう【石原吉郎】
[1915〜1977]詩人。静岡の生まれ。終戦後シベリア抑留生活を経て帰国したのち、詩誌「ロシナンテ」を創刊。「荒地詩集」に参加した。昭和38年(1963)刊行の「サンチョ・パンサの帰郷」でH氏賞受賞。ほかに、詩集「水準原点」「礼節」など。