ことばがえし【言葉返し】
人の言葉に従わないで言い返すこと。口答え。「—はついしか為 (し) ませんかったけれど、物も言わず物を食べず」〈一葉・この子〉
ことばがき【詞書(き)/言葉書(き)】
1 和歌や俳句の前書きとして、その作品の動機・主題・成立事情などを記したもの。万葉集のように、漢文で書かれたものは題詞 (だいし) という。 2 絵巻物の絵に添えられた説明文。 3 絵本などで、画中の人物の会話文。
ことばかず【言葉数】
1 語数。「—の多い辞書」 2 口かず。「—の少ない人」
ことばがたき【言葉敵】
話し相手。互いにへらず口をたたき合う相手。「三好は忽ち総攻撃に会ったが、故意 (わざ) と—にはならず」〈里見弴・多情仏心〉
ことばじち【言葉質】
人の言ったことを、のちの証拠として取っておくこと。また、その言葉。言質 (げんち) 。「—を取る」
ことばじり【言葉尻/言葉後】
1 言葉の終わりの部分。語尾。「—を濁す」 2 他人の言いそこなった部分。失言の箇所。「—をとらえる」
ことばずくな【言葉少な】
[形動][文][ナリ]控えめで、多くしゃべらないさま。寡言。「—に語る」
ことばたがえ【言葉違え】
1 言いちがい。失言。 2 約束の言葉にたがうこと。 3 言い争い。口げんか。
ことばだたかい【言葉戦い】
1 言い争うこと。言い合い。口論。「もう—は無益と」〈二葉亭・其面影〉 2 戦場などで、まず、互いに言葉で相手をやりこめようとすること。「その後は互ひに—とまりにけり」〈平家・一一〉
ことばづかい【言葉遣い】
物の言い方。言葉の使いぶり。「—が悪い」「丁寧な—」