連り/鎖り/縋り(つがり)
の例文・使い方・用例・文例(22)
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・・・変に縋りつくようなところがある。双方から近よると、石川は、「何だね、お君どんじゃないか」と云った。飯田の小間使いであった。「何か用かい」 君は息が切れて口が利けない。口が利けないまま、石川の着ている羅紗のもじりの袖を掴んでぎ・・・
宮本百合子
「牡丹」
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・・・みのえは一筋に油井の声に縋りつきながら、一生懸命「ねろ、ねろ、ねろ」 呪文を称え、ぎっしり自分も眼を瞑った。息を殺して子供の寝息をうかがうみのえの前に、切ない待ち遠しさが光った道になって横わった。 ○・・・
宮本百合子
「未開な風景」
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