ぼうかざい【防火剤】
不燃焼性または吸湿性をもつ薬剤。硼酸 (ほうさん) ナトリウム・炭酸マグネシウムなど。布の防火加工や防火塗料に用いる。
ぼうかじゅ【防火樹】
火災の延焼を防ぐため、家屋などの周囲に植える木。イチョウ・サンゴジュ・カシ・シイ・ユズリハなど。
ぼうかすいそう【防火水槽】
消火用の水をためておく容器。小火 (ぼや) 対策程度の小さなものから、消防車に水を提供する、地下に設置した大型のものまである。
ぼうかせん【防火線】
火災の延焼を防ぐために設けられる細長い空地。防火帯。
ぼうかちいき【防火地域】
都市計画法で定められた地域地区の一つ。市街地における火災の危険を防除するため、建築物を耐火構造にするなどの義務づけがある。防火地区。
ぼうかとりょう【防火塗料】
燃えにくい材料を混合してあり、引火や燃焼を困難にする塗料。珪酸 (けいさん) アルカリ・ポリ塩化ビニルなどが材料に用いられる。耐火ペイント。
ぼうかふ【防火布】
熱に強く燃えにくい布。不燃性の繊維で作ったり、防火剤を塗布または固着させたりした布。
ぼうかへき【防火壁】
火災の延焼を防ぐために設ける耐火構造の壁。
ぼうかりん【防火林】
森林や家屋などの周囲に、火災の延焼を防ぐために設ける樹林帯。火に強い常緑広葉樹・落葉広葉樹などを植える。
ぼうかかんりしゃ【防火管理者】
学校・病院・工場・オフィス・商業施設・共同住宅など不特定多数の人が利用する建物・施設において、火災による被害を防止するため、消防計画の作成、消防用設備の維持管理、消火・避難訓練の実施など、防火管理上必要な業務を行う責任者。消防法に基づいて、建物・施設の管理権原者が選任する。国家資格。所定の講習を修了することで取得できる。→防災管理者 →統括防火管理者