《Laser Interferometer Gravitational-Wave Observatory》米国に建設された重力波望遠鏡。約3000キロメートル離れたルイジアナ州リビングストンとワシントン州ハンフォードの2か所に設置。基線長4000メートルのレーザー干渉計により、重力波が通ったときに生じる、原子の大きさの10億分の1程度という極めてわずかな空間の伸縮をレーザー光の位相差としてとらえる。2002年より観測開始。レーザー干渉計重力波天文台。
[補説]2015年9月、
世界で初めて重力波の直接観測に成功。
詳細な
解析の結果、2016年2月に
連星ブラックホールの合体に
由来する重力波であることが
発表された。2017年、同業績によりR=ワイス、B=バリッシュ、K=ソーンが
ノーベル物理学賞を
受賞。