日本の政府開発援助(ODA)に関する基本方針を定めた文書。平成4年(1992)に閣議決定され、人道的配慮・相互依存関係・環境の保全・自助努力の四つを基本理念として示した。平成15年(2003)に改定され、「国際社会の平和と発展への貢献を通じて、日本の安全と繁栄の確保に寄与すること」を目的として明記。基本方針として、開発途上国の自助努力支援・人間の安全保障・公平性の確保・日本の経験と知見の活用・国際社会における協調との連携の5項目、重点課題として、貧困削減・持続的成長・地球規模の問題への取り組み・平和構築の4項目を掲げた。平成27年(2015)、開発協力大綱に改定・改称。政府開発援助大綱。