出典:gooニュース
コロナで露呈した権力集中の弊害、中国の全体主義あらわに 神田外語大・興梠一郎教授 新型コロナ中国公表から5年
習近平国家主席に権力が集中し、統制がさらに強化された結果、危険分子を力で抑えることが癖になり、経済政策さえもブレが大きくなった。コロナはその始まりだった。(聞き手 桑村朋)
ワケを探ると見えてきた「孤独な権力者」の極地
周りが見えなくなった「孤独な権力者」の極地だったとも言えそうだ。2025年、尹大統領をめぐる弾劾審判や捜査は本格化する。孤独な権力者は一体何を語るのか。世界が、かたずをのんで見守っている。
中国軍機関紙「集団指導」訴え 権力集中に挑戦との見方も
論評掲載は習氏への権力集中に挑戦する動きの表れではないかとの見方もある。 共産党は建国の父、毛沢東への個人崇拝が大規模政治運動「文化大革命」を招いたとの反省から、重要政策を最高指導部メンバーの話し合いで決める集団指導体制を取ってきた。だが、2012年に党総書記に就任した習氏は汚職を徹底して取り締まる反腐敗運動を展開し、政敵を摘発。自らに権力を集中させ、集団指導体制は形骸化した。
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