言(い)うも世(よ)の常(つね)
どう言っても世間並みな平凡なものになってしまい、うまく言い表せない。言えば世の常。「今はとて、おちいりけむ有様、心のうち、見る心地して、悲しきなど—なり」〈狭衣・二〉
言(い)えば世(よ)の常(つね)
「言うも世の常」に同じ。
い‐じょう【異常】
[名・形動]普通と違っていること。正常でないこと。また、そのさま。「この夏は—に暑かった」「—な執着心」「害虫の—発生」⇔正常。 [派生]いじょうさ[名]
か‐じょう【家常】
ふだん行われているありふれたこと。
かんきのう‐いじょう【肝機能異常】
肝臓が、何らかの原因で障害を受け、正常な機能を維持できなくなった状態。AST・ALT・γ-GTPなど、肝臓で働く酵素の血中濃度の上昇によって診断される。→肝機能障害
いじょう【異常】
(an) abnormality; (an) anomaly異常な 〔普通でない〕unusual, extraordinary;〔正常でない〕abnormal;〔特異な〕peculiar;《文》...
いじょう【異常】
abnormality[説明]「異常な(abnormal, extraordinary, unusual)」「不釣り合いな(disproportionate)」などの形容詞で用いられることが多い。
いでんしいじょう【遺伝子異常[欠陥]】
a genetic defect
けいじょう【経常】
経常の working; ordinary経常外損益non-recurring profit and loss経常勘定〔貿易で〕a current account経常歳出ordinary exp...
こうじょう【恒常】
constancy恒常的(に) constant(ly)恒常性〔生理学で〕hom(o)eostasis
いじょう【異常】
[共通する意味] ★普通ではないさま。[英] strange; odd[使い方]〔変〕(形動)▽腹具合が変だ▽変な味の水〔異常〕(名・形動)▽異常な性格▽異常に興奮する〔特異〕(名・形動)▽特異...
じんじょう【尋常】
[共通する意味] ★特別でないこと。一般と同じであること。[英] ordinary[使い方]〔尋常一様〕(名・形動)〔尋常〕(名・形動)[使い分け]【1】三語とも、特別でなく一般的で、平均的な水...
せいじょう【正常】
[共通する意味] ★異常なところがない。[英] right; correct[使い方]〔正しい〕(形)▽彼の言うことは正しい▽姿勢を正しくする〔正常〕(名・形動)▽彼の目つきは正常ではない▽正常...
つうじょう【通常】
[共通する意味] ★ごく一般に見られる状態であること。[英] ordinary《形》[使い方]〔普通〕(名・形動)▽普通のやり方では成功は難しい▽今年の天候は普通ではない〔通常〕▽講義は通常どお...
にちじょう【日常】
[共通する意味] ★いつも同じようであること。[英] usual(ly)[使い方]〔ふだん〕▽ふだんは早く家に帰る▽調子はふだんと変わらない▽ふだん履いている靴〔日頃〕▽日ごろの努力が実を結ぶ▽...
ういむじょう【有為無常】
⇒ ういてんぺん(有為転変)
ごりんごじょう【五倫五常】
人として常に踏み守るべき道徳のこと。儒教の教え。▽「五倫」は基本的な人間関係を規律する五つの徳目。父子の親、君臣の義、夫婦の別、長幼の序、朋友の信。「五常」は仁・義・礼・智ち信の五つ。
さんこうごじょう【三綱五常】
儒教で、人として常に踏み行い、重んずべき道のこと。▽「三綱」は君臣・父子・夫婦の間の道徳。「五常」は仁・義・礼・智ち信の五つの道義。
しょぎょうむじょう【諸行無常】
この世の万物は常に変化して、ほんのしばらくもとどまるものはないこと。人生の無常をいう仏教の根本的な考え。▽仏教語。「諸行」は因縁によって生じた、この世の一切の事物。
おおくら‐ながつね【大蔵永常】
[1768〜?]江戸後期の農学者。豊後(ぶんご)の人。通称、徳兵衛。農業技術の指導と進歩に貢献した。著「農具便利論」「農家益」「広益国産考」など。
たいら‐の‐ただつね【平忠常】
[967〜1031]平安中期の武将。高望(たかもち)の曽孫。法名、常安。上総介(かずさのすけ)・武蔵押領使(むさしおうりょうし)を歴任。長元元年(1028)内乱を起こしたが、源頼信の討伐に降伏し...
にった‐ただつね【仁田忠常】
[?〜1203]鎌倉初期の武将。伊豆の人。通称、仁田四郎(にたんのしろう)。源頼朝に仕え、範頼に従って平氏を追討。また、富士の巻狩りで曽我十郎祐成を討った。のち、将軍頼家と北条時政の争いに巻き込...
まさつね【政常】
[1536〜1619]安土桃山・江戸初期の刀工。美濃の人。初名、兼常。相模守を受領し、政常と改名。尾州徳川家の家臣となった。短刀にすぐれる。