いっ‐ちょう【一朝】
[名] 1 ある朝。ある日。「—明ければ」 2 わずかな間。「—にして滅びる」 3 朝廷全体。また、朝廷に仕えるすべての人。「—信仰してはじめて法流をうけ給ふ」〈平家・一〇〉
[副]急に何か...
かんぜん‐ちょうあく【勧善懲悪】
善事を勧め、悪事を懲らすこと。特に、小説・芝居などで、善玉が最後には栄え、悪玉は滅びるという筋書きによって示される、道徳的な見解にいう。勧懲。
玉石(ぎょくせき)倶(とも)に焚(た)く
《「書経」胤征から》良いものも悪いものも、ともに滅びる。
唇(くちびる)亡(ほろ)びて歯(は)寒(さむ)し
《「春秋左伝」僖公五年から》互いに助け合う関係にあるものの一方が滅びると、他の一方も危うくなるたとえ。唇亡歯寒(しんぼうしかん)。
くつ‐がえ・る【覆る】
[動ラ五(四)] 1 ひっくり返る。裏返る。転覆する。「—・った船体」 2 倒れ滅びる。「政権が—・る」 3 それまで正しいものとされてきた考え方や決定が根本から変えられる。「最高裁で判決が—・...
朽ちる
⇒くちはてる(朽ち果てる)I〔腐る〕rot; decay柱は根から朽ち始めていたThe pillar had begun to decay at the base.朽ちかかった家a tumble...
自滅
自滅する1〔自然に滅びる〕perish naturally2〔自ら悪い結果を招く〕ruin [destroy] oneself; bring destruction upon oneself自滅...
絶える
1〔終わる,やむ〕cease, end, come to an end;〔とだえる〕be cut off笛の音が絶えたThe sound of the flute 「broke off [cea...
倒れる
I〔転ぶ〕fall (down);〔ぐらぐらして〕topple (over)あおむけ[うつぶせ]に倒れたI fell flat on my back [face].彼女はその場に崩れるように倒れ...
滅びる
1〔滅亡する〕fall独裁政権はついに滅びたAt last the despotic government fell [collapsed].平家は滅び,源氏の世となったThe Heike cl...
めつぼう【滅亡】
[共通する意味] ★続いてきたものが絶えてなくなること。[英] fall; ruin[使い方]〔滅亡〕スル▽小国の滅亡の危機を救う▽平家滅亡の記録〔衰亡〕スル▽列強におされて大国が衰亡する▽衰亡...
はめつ【破滅】
[共通する意味] ★続いてきたものが絶えてなくなること。[英] fall; ruin[使い方]〔滅亡〕スル▽小国の滅亡の危機を救う▽平家滅亡の記録〔衰亡〕スル▽列強におされて大国が衰亡する▽衰亡...
すいぼう【衰亡】
[共通する意味] ★続いてきたものが絶えてなくなること。[英] fall; ruin[使い方]〔滅亡〕スル▽小国の滅亡の危機を救う▽平家滅亡の記録〔衰亡〕スル▽列強におされて大国が衰亡する▽衰亡...
ほろびる【滅びる】
[共通する意味] ★続いてきたものが絶えてなくなること。[英] fall; ruin[使い方]〔滅亡〕スル▽小国の滅亡の危機を救う▽平家滅亡の記録〔衰亡〕スル▽列強におされて大国が衰亡する▽衰亡...
しゅくめい【宿命】
[共通する意味] ★前世から定まっている、人間の意志を越えた運命。[英] fate; destiny[使い方]〔宿命〕▽全国大会で三回も対決した宿命の相手〔宿運〕▽反逆者の子としての宿運を背負っ...
ききゅうそんぼう【危急存亡】
危険が切迫して存続するか滅びるか、生き残れるか死ぬかの瀬戸際のこと。▽「危急」は危険が迫ること。「存亡」は存続するか滅びるか、また、生きるか死ぬかの意。一般に「危急存亡の秋とき」と用いることが多い。秋は万物が実る季節であることから、大切な時の意。この熟語は個人よりも組織や集団の重大な局面についていうことが多い。
こうとりょうく【狡兎良狗】
戦ってきた敵国が滅びると、戦闘に功績のあった家臣が有害無用として殺されることのたとえ。転じて、役に立つときはさんざん利用され、不要になると見捨てられることのたとえ。
じょうしゃひっすい【盛者必衰】
この世は無常であり、勢いの盛んな者もついには衰え滅びるということ。この世が無常であることをいう。▽仏教語。「盛者」は「しょうじゃ」「しょうしゃ」とも読む。『平家物語へいけものがたり』の冒頭の「…沙羅双樹さらそうじゅの花の色、盛者必衰のことわりをあらわす」の句は有名。
てきしゃせいぞん【適者生存】
生物は、環境に最も適したものが生き残り、適していないものは滅びるということ。▽イギリスの哲学者・社会学者ハーバード=スペンサーによって提唱された生物進化論。
でんこうえいり【電光影裏】
人生は束の間であるが、人生を悟った者は永久に滅びることがなく、存在するというたとえ。▽「電光」は稲妻のこと、「影」は光の意。「電光影裏春風を斬きる(稲妻が春風を斬るようなもので、魂まで滅し尽くすことはできない)」の略。中国宋そうの僧祖元そげんを元げんの兵士が襲って殺そうとしたとき、祖元が唱えた経文の一句。