あい‐あい【靄靄】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 雲やもやが集まり、たなびくさま。「朝もやの—と立ちこめた高原」 2 なごやかな気が満ちているさま。藹藹(あいあい)。「和気—」「あの先生の—たる顔を思う時」〈...
アイ‐アイ‐エフ【IIF】
《Institute of International Finance》世界の大手民間金融機関が参加する国際的な組織。1983年設立。本部はワシントン。国際金融システムの安定を維持するため、ソブ...
あいあい‐し・い【愛愛しい】
[形][文]あいあい・し[シク] 1 かわいらしい。愛らしい。「—・い、仇気(あどけ)ない微笑(ほほえみ)であったけれども」〈鏡花・婦系図〉 2 愛想がいい。なれなれしい。「先づ這方(こなた)へ...
あい‐いびしゃ【相居飛車】
将棋の戦型の一。先手と後手の双方が居飛車で指すもの。→相振り飛車 →対抗型
アイエスディーエス‐じょうこう【ISDS条項】
《Investor State Dispute Settlement》投資家対国家の紛争解決。投資家対国家の紛争処理条項。投資家や企業が投資先国の不当な差別的政策によって不利益を被ったとき、国際...
相弟子
fellow pupils私たちはお花の師匠太田先生の相弟子ですBoth of us study flower arrangement under Mrs. Ohta.
生憎
unfortunately; unluckilyあいにく先約がありますUnfortunately, I have a previous engagement.あいにく一張羅はクリーニング屋に出し...
崇める
〔崇拝する〕worship;〔尊敬する〕respect, look up to,《文》 revere(▼畏敬の念を持って);〔偶像化する〕idolize神[祖先]をあがめるworship God...
悪例
bad [negative] example;bad [undesirable] example《悪い先例》
悪例
a bad example;〔悪い先例〕a bad [an undesirable] precedentそれは悪例を作ることになるThat would set a bad precedent.
いちばんやり【一番槍】
[共通する意味] ★人よりも早く物事を成しとげること。また、その人。[英] a forerunner[使い方]〔先駆〕▽先駆的な役割を果たす▽先駆者〔先駆け〕スル▽海洋開発の先駆けとなる実験▽こ...
さきがけ【先駆け】
[共通する意味] ★人よりも早く物事を成しとげること。また、その人。[英] a forerunner[使い方]〔先駆〕▽先駆的な役割を果たす▽先駆者〔先駆け〕スル▽海洋開発の先駆けとなる実験▽こ...
せんにゅうしゅ【先入主】
[共通する意味] ★以前からもっている固定した考え、見方。[英] preconception[使い方]〔先入観〕▽先入観で人を判断してはいけない▽先入観が邪魔をして正しい見方ができない〔先入主〕...
せんにゅうかん【先入観】
[共通する意味] ★以前からもっている固定した考え、見方。[英] preconception[使い方]〔先入観〕▽先入観で人を判断してはいけない▽先入観が邪魔をして正しい見方ができない〔先入主〕...
へんけん【偏見】
[共通する意味] ★以前からもっている固定した考え、見方。[英] preconception[使い方]〔先入観〕▽先入観で人を判断してはいけない▽先入観が邪魔をして正しい見方ができない〔先入主〕...
しんぼうえんりょ【深謀遠慮】
深く考えを巡らし、のちのちの遠い先のことまで見通した周到綿密な計画を立てること。また、その計画。▽「深謀」は奥深い見通しをもったはかりごと・考え。「遠慮」は、ここは将来について考え巡らす、遠く先のことをおもんぱかる、よくよく考える意。
せんせいせんし【先聖先師】
孔子とその高弟顔回のこと。また、孔子の尊称。さらに孔子の理想とした政治家周公と孔子のこと。▽「先聖」は昔の聖人。「先師」は聖人の教えを広めるのに大功のあった人。また、師として仰ぎ学ぶべき昔の賢人。古代の中国では、学校を建てると先聖と先師を祭る決まりになっていた。先聖・先師をだれと見なすかは、時代によって異なる。わが国では、孔子を先聖、顔回を先師の筆頭として祭ったことから、孔子と顔回の意味で解釈する。
せんてひっしょう【先手必勝】
戦いの局面で相手よりも先に攻撃を仕掛ければ、必ず勝てるということ。▽「先手」は相手よりも先に戦いを始め、出鼻をくじくことによって局面を有利にすること。
せんなんこうかく【先難後獲】
難事を先にして利益を後回しにする意。まず人のために困難なことを行って、自分の利益になることは後回しにすること。また、はじめに難事を行えば、後でその利益を得られること。利益を得るためには、まず困難なことを行わなければならないという教え。▽「先難」は困難を先に行うこと。「後獲」は人に遅れて利益を取ること。または後に利益を得られるという意味。「難かたきを先さきにして獲うるを後あとにす」と訓読する。
ぜんていばんり【前程万里】
これから先の道のりが非常に長く遠いこと。また、その人物の前途に大きな可能性が広がっていること。前途が明るいこと。▽「前程」はこれから先の道のり。「程」は道のり。「万里」はきわめて長い距離。
アルゲダス【José María Arguedas】
[1911〜1969]ペルーの作家・文化人類学者。幼少期をケチュア系先住民と暮らし、長じて先住民復権運動を推進した。インディオの言語や視点を小説に反映させインディヘニスモ文学の新しい地平をひらい...
あん‐じん【按針】
磁石によって船の航路を決めること。また、その人。水先案内。按針手。 [補説]水先案内の意の「あんじ(行師)」の変化したものか。 ⇒三浦按針(みうらあんじん)
ジェロニモ【Geronimo】
[1829〜1909]アメリカ先住民、アパッチ族の指導者。先住地であるアリゾナ、ニューメキシコ地方に進出した白人に対して激しく抵抗したが、1886年に降伏。
せい‐そ【世祖】
1 ある王統の祖先。1世の祖先。 2 中国・朝鮮・ベトナムで、太祖・高祖・太宗などに次いで朝家の基礎を固めた皇帝の廟号。後漢の初代・光武帝(劉秀)、モンゴル帝国5代で元の初代・フビライ、清の3代...
ふなざき‐よしひこ【舟崎克彦】
[1945〜2015]児童文学作家。東京の生まれ。生物学者が空想世界で活躍する「ぽっぺん先生」シリーズで人気を得る。昭和49年(1974)「ぽっぺん先生と帰らずの沼」で赤い鳥文学賞受賞。他に「ピ...
感覚神経と運動神経
末梢神経は、感覚神経と運動神経の2つに分けられます。 感覚神経には、脊髄神経後根のほか、「内耳神経」、「視神経」、「嗅神経」などがあります。 聞く、見る、触れる、嗅ぐなどの体外から受けた刺激に興奮して、脳の中枢にそれらの情報を伝える神経です。 感覚神経は伝達経路が末端から中央・中心に向かっているので「求心性神経」とも呼ばれます。 多くの脊髄神経では、皮膚の触覚・味覚を伝える感覚神経は、運動神経と混ざった形でからだ中に張り巡らされています。 運動神経は、大脳皮質から発せられた指令を、からだの各部位に伝えるための神経です。 伝達経路が中枢から末端、遠方に向かっているので「遠心性神経」とも呼ばれます。 また、向かった先が骨格筋の場合は「体性運動神経」、分泌腺や内臓の平滑筋の場合は「自律神経」となります。
呼吸器のしくみ
通常「のど」と呼ばれている部分は、口腔、鼻腔、食道上部の咽頭、気管上部の喉頭までを指します。 のどは、呼吸器官としては外気との出入口にあたり、酸素を取り入れ、二酸化炭素を排出するはたらきをしています。また、食べ物の通り道、声を出すための器官という複数の役割も担っています。そして、外気から取り込まれた空気は、喉頭からさらに気管の奥へ送られます。 気管は、のどと肺をつなぐ管状の部分で、軟骨と筋肉でできています。気管は下端が2本に分岐しており、分岐から先を「気管支」と呼びます。 気管支は、左右の肺まで続く主気管支、肺の中で細かく分岐する細気管支からなります。 肺は、脊椎、肋骨、胸骨でつくられた鳥かご状の胸郭で囲まれている、リーフ型をした袋状の呼吸器官です。左右の肺は対称ではなく、右肺は上葉、中葉、下葉の3つに分かれているのに対し、左肺は近くに心臓があることから上葉、下葉のみで、右肺に比べて小さめにできています。内部では、気管支、肺動脈、肺静脈がすみずみまでのびています。 呼吸器経路で運ばれてきた空気は、肺の中の呼吸細気管支と呼ばれるいちばん末端の気管支から、酸素と二酸化炭素の交換を行う肺胞まで到達します。
呼吸をつかさどる気管・気管支・肺
喉頭から肺へのびる気管は、直径約15mm、長さ約10㎝―。軟骨と筋肉でつくられている管状の器官です。 私たちは、呼吸が止まると生命を維持することができません。そのため空気の通り道となる気管は、管をガードするように気管軟骨というU字形の軟骨が積み重なり、気管が狭まらないよう確保されています。 気管から枝分かれした2本の気管支(主気管支)は、右肺と左肺に分かれ、さらに肺のなかで20回ほど分岐を繰り返して肺のなかに広がっています。 分岐した気管支は先端から末端へ向かって、細気管支、終末気管支、呼吸気管支、肺胞管となり、終点は肺胞がブドウの房のようにつながった形状になっています。 呼吸筋の作用による肺の拡張で、鼻や口から空気を吸い込むと、空気は咽頭で合流し、気管から左右の肺へ運ばれ、最終的に肺胞へ送られます。 途中、気管や気管支の内面の粘膜や線毛が、通過する空気中の異物、細菌などを捕らえます。このように気管や気管支は、空気清浄機のように空気中の異物をろ過しつづけ、清浄な空気を肺へ送るのです。途中で捕らえられた異物や細菌は、咳やくしゃみ、痰と共に口や鼻から排出されます。 肺は脊椎、肋骨、胸骨で囲まれた臓器です。 灰は呼吸を通じて、空気から酸素を体内に取り込むという、大切な役割を担っています。 しかし、肺は自らの力で空気の出し入れはできず、胸壁の拡大・縮小にしたがって空気の吸入・排出を行っています。 また、肺の表面を覆う胸膜という軟らかい膜が、胸壁と肺との間で起こる衝撃を緩和しています。 肺の構成は上葉、中葉、下葉、の3つに分かれた「右肺」、上葉、下葉に分かれた「左肺」の2つで1対になります。 左肺が右肺よりも少し小さいのは、心臓が近くにあるためです。 肺のなかは気管支と心臓からつながる肺動脈、肺静脈がすみずみまでのびていて、それぞれが肺胞に入り込んでいます。 気管支が分岐した呼吸細気管支の末端に、ブドウの房のように複数ある小さな袋が肺胞です。 一つ一つの肺胞の外側には、肺動脈、肺静脈からそれぞれ分岐した肺胞毛細血管が走っていて、この毛細血管内の血液中二酸化炭素と、肺胞内の酸素がガス交換を行っています。 一つひとつの肺胞は微小ですが、左右2つの肺に約6億もの肺胞が広がり、その表面積は60㎡にも及ぶといわれます。 肺には2種類の血管があります。1つは血液ガス交換をするための「機能血管」で、心臓の右心室から出ている肺動脈から肺胞までをつないでいます。ガス交換をしたのちに肺静脈となり、心臓の左心室へつながります。 もう1つは、肺そのものを養っている「栄養血管」です。栄養血管へは直接大動脈から血液が送られ、大静脈へ戻っていきます。 肺の役割は、血液に酸素を送り、血液から二酸化炭素を受け取るという、血液中の"ガス交換"です。 ガス交換を行うのは、気管支の末端とつながる"肺胞"です。 安静時、直径約0.2mmの袋状の肺胞は、壁も非常に薄く、表面を網の目のように走る肺胞毛細血管と肺胞との間で、酸素と二酸化炭素の交換を行います。 このガス交換時、赤血球に含まれるヘモグロビンのはたらきが重要となります。 ヘモグロビンは、血中の酸素が濃いところでは酸素と結合し、薄いところでは酸素を放出します。 また、二酸化炭素が濃いと二酸化炭素と結合し、薄いと放出するはたらきも併せもっています。 全身から肺に戻ってきた二酸化炭素を多く含んだヘモグロビンは、肺のなかで二酸化炭素を放出し、新しい酸素を取り入れて、再び全身へと出ていきます。 そして、酸素を必要とする細胞をみつけると、ヘモグロビンは間質液という組織間液のなかに酸素をうつし、細胞はそこから酸素を受け取ります。 逆に細胞からは間質液中に不要となった二酸化炭素が排出され、それが血液に取り込まれて肺に運ばれていきます。 肺胞内のガス交換を「外呼吸」、全身の細胞とのガス交換を「内呼吸」といいます。 全身から心臓に戻された二酸化炭素を含んだ血液は、肺内で新たな酸素を受け取り、再び勢いよく全身に送り出されていきます。